初夏に旬のピークを迎える真アジに対して、アオアジは秋から冬にかけて肥えてきます。
泳いでいると、真アジに比べて背が青みがかっていて、体型も筒型なので、アオアジ、マルアジなどと呼ばれます。小田原ではアオアジですね。
身質は、断面からも分かるように血合いが多いのが特徴で、真アジと比べると、脂がのっている時期でもやや鉄分の酸味やクセを感じます。
味のバランスの良さでは真アジにかなわないでしょう。
でも、だからと言って不味いわけではない。
値段が安い割に美味しいので、酢洗いにして刺身、またはフライなどオススメです。
ちなみに自分は、魚屋修行時代、かなりお世話になりました。
安い時期に10kg単位で買って、夜な夜な包丁修行をしたので、特別な思い入れがある魚です。